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実録 鑑定の現場から(11)/不動産鑑定士・海老沼事務所代表・海老沼 利幸/評価方法/さまざまな想定と判断で
不動産の鑑定評価というものは、その不動産に応じたいくつかの方法によって算出した価格を検討して最終的な価格を判断します。
具体的には、原価法、取引事例比較法、収益還元法が基本的なものになりますが、これらの手法を適用していき、それぞれの価格を算出すると、それらの価格が近似することもありますが、乖離することもあり得ます。
例えば、商業用途の不動産の場合は、積算価格と収益価格に乖離が生じることがあり ...