ハウス・住設
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住宅時評 トレンドを斬る(264)/大和ハと住友林業、初の赤字決算の意味/将来不安を一掃/退職給付債務など一括処理
大和ハウス工業と住友林業が上場来初の赤字決算となった。大和ハウスはライバルの積水ハウスが退職給付会計基準の変更や不動産評価損を大胆というかドライに処理してきたのに対し、「赤字は悪」という企業思想を頑なに守ってきた。証券アナリストに対しても「赤字を出したところを評価して赤字を出さないように努力している企業をなぜ評価しない」(大和ハウス・樋口社長)と噛み付いたこともあったが、15年3月期決算は宗旨替 ...