マンション市場の直近データは市況悪化を表す記録的な数字が並び、市況がいわば踊り場状態から完全に下降局面に入ったことを物語っている。 　不動産経済研究所の集計データによると、首都圏の供給戸数は昨年９月から８カ月連続で減少し、今年４月には１９９３年以来、実に１５年ぶりに２０００戸台に落ち込んだ。こうした記録的な数字は販売価格、契約率、販売在庫とマンション・データの全分野で更新を続けている。戸当たりの ...