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日米 不動産事情(109)/全米リアルター協会日本担当前アジア太平洋地区総括責任者・三澤 剛史/日本の業界の問題点(上)/全員を宅建主任者に/足りない業界の自助努力
私は日本での不動産取引の経験がないままにアメリカで不動産免許を取得したため、こちらの不動産取引が日常当たり前のことと感じている。早いものでもう20年が経過した。その間、例えば日本の不動産業界で耳にするようになった「取引の透明性」とは何かといったことは正直考えたことがない。
もっと正しく言えば、考えなくてはならない局面には遭遇していない。それだけアメリカの取引は公明正大で、透明性があるのである。 ...