不動産の証券化は資産流動性の確保、資金調達、オフバランス化などを目的に定着してきた。開発事業でも注目され、開発型証券化としての活用が進むなど役割のアンバンドリング（細分化）が進んでいる。 　こうした中、小規模の不動産証券化が捨てられているように感じる。３０億円以下を小規模な証券化として考えると、これまでに２０件程度が実施されている。ある神奈川県の事業者は、銀行の貸し渋りの時代に３億円でアパートを ...