不動産流通・売買・仲介
連載
取引紛争の事例と解決(57)/20年以上も土地占有/時効中断事由の承認はなし/建物の越境と隣地の一部時効取得/所有権移転登記手続き求めて提訴
中古の戸建住宅を購入してから、22年経過後に、建替えをしようとしたところ、建物が、隣の敷地にはみ出していることがわかりました。隣地の所有者との交渉がまとまらずに困っています。(松本 裕、55歳、会社員)\n【苦情の内容】\n 松本さんは、昭和49年10月、売主Aから中古の土地付建物を購入しました。その際、公図を確認しませんでしたが、Aから北側の隣接地との境界は、地上に石が並んでいるところだとの説 ...
