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競売物件 東京地裁 開札トピックス(636)/個人の破産事件数が増加/景気拡大でも所得減少/マンションの割合増加
先週もこの欄で紹介したとおり、本年の東京地裁の開札回数は30回と、昨年に比し2回減少する。1年間の開札対象物件も、今年は2000件を割り込む可能性もある。平成10年では、9000件をはるかに超えていただけに、隔世の感がある。
ところがこれに対し、同じ東京地裁においての破産事件はむしろこの間、増加してきているのである。今年2月5日号の金融法務事情によれば、平成10年に新規に申立てられた全破産事件 ...