本格的な高齢社会の到来を迎え、すべての人にとって暮らしやすい社会の形成が待ったなしの課題になった。住宅分野で喫緊の課題とされるのが、高齢者や障害者などが安心して自立した生活を送るために欠かせないバリアフリー改修の促進。新築住宅では段差の解消や手すり（下地）の設置は当たり前になってきたものの、既存住宅のバリアフリー化比率は、わずか５・４％足らず。住宅内死亡事故のうち実に４分の３は、６５歳以上の高齢 ...