不動産流通・売買・仲介
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競売物件 東京地裁 開札トピックス(616)/競売手続きの取下げ減少/任意売却せずに債権回収/8年ぶり対象物件が増加
高落札率と高価格での落札が続く東京地裁競売市場であるが、その開札対象物件数も、これまで不良債権処理の進展から急激に減少してきた。平成10年に9000物件を超える量であったのが昨年は2140件弱と、ピーク時の4分の1以下までになったのである。
本年も事前に公表された売却計画により、開札回数が昨年の34回から2回減り、32回となることが分かっていたので、さらに売却物件数が減るものと考えていた。
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